Ⅰさん

最近、うちの近所の Iさんが急死しました。

68歳で、普通に働いていたんですが(自営業)、10月7日に急死してしまって、私は本当に驚きました。

斎藤一人(ひとり)さんが以前に、「どんなときでも人助けというのはできるもんだよ。たとえばホームレスになったとしても、しばらくして新入りのホームレスが来たら『あそこに行くと食いもの手に入るぞ』なんてアドバイスして、どんな境遇になっても人助けのできる人がいるもんだよ」なんてことを言ってましたが、まさに Iさんはそんなタイプの人で、もちろんホームレスとは無縁の家庭人ですけど、気質としては、面倒見がよく、どんなときでも深刻にならず、なんでも話しやすい、まことに肩のこらない好人物でした。

私は家がとなりということもあり、幼稚園に上がる前から一緒に遊んでいて、Iさんは学年がひとつ上でしたけど、ほとんど兄弟のようにして育ちました。

Iさんの亡くなる数日前も、私は夕方のウオーキングの途中、店のシャッターをおろしてる Iさんと立ち話しをて、他愛のない話題で盛り上がったりしてましたけど、そんな Iさんがもうこの世にいないというのは、なんだか不思議で、今日だって店に行けば 、普段のようにIさんが出てきて、どうということのない話しに付き合ってくれそうな気がしています。

「Iさん、突然の死でびっくりしているだろうけど、気づいたように肉体は死んでも、Iさん自身はあんまり変わらず今までのままということで、これから暮らすことになる次元は、まあ言ってみれば、テレビのチャンネルが違うとその放送は見れないけど、それを放送してる電波、波動帯域は現実に存在してるというのと同じで、そこはこれまでいた3次元とは別次元ということになり、そんなとこがあるとは思ってなかっただろうから、まあ戸惑いもあるだろうけど、すぐに慣れると思うから、その新しい環境で元気で楽しくやってください。いつかまた会えるよ」なんてね、まあそんなことを Iさんにむかって、その霊前に手向(たむ)けたと、そんなかんじの今日この頃です。