レモンツリー

いつだったか、近所のホームセンターの植木コーナーで、レモンの木の苗を見つけて、「家の庭にレモンの木があるなんて、いいかもね~」なんて思いましてね。

レジに持って行くと、店員のおねえさんが「庭植えはダメですからね。鉢に植えて、冬は家の中に入れないと、このへんじゃ寒さで枯れますから」て言うんです。

「え~」と思って、そのときは、買うの断念しました。

でも、まだ迷ってますね。「室内で育ててみようかな」なんてね。

PPM(ピーター・ポール&マリー)の曲に ” レモンツリー”というのがありますよね。いい曲です。私は中学生のころシングルレコード持ってましたね。

「ボクが10歳のころ、父が言いました。ここに来て、レモンの木からレッスンを学ぼうじゃないか」て始まり、「そのうちお前も、愛なんてレモンの木のようだと知ることになるさ~(中略)~レモンツリーはとっても美しく、その花はスィート。でも、未熟な果実は、とても食べられたもんじゃない」。

そんなもんですかね~、恋愛ってのは。

でもまあ、中学生の私は、そんな歌詞の内容はあんまりよくわからなかったので、ただひたすら、PPMが作り出す素敵なハーモニーに、夢中で聴き入ってましたね。

レモンの木はいいもんです。花はスィート、実だってね、熟せば食べられますよ、酸っぱいですけどね。「 impossible  to  eat 」(食べられたもんじゃない) でなく、「 possible  to  eat 」てことになると思います。

そういうわけで、やっぱりレモンの木の苗、買ってみる気は、今でも少しありますね。

ウオーキング

いつもウオーキングしてるコースを、思いつきによって微妙に変えたりします。

今は、川沿いの道を歩いて、近くの駅まで行き、そこを過ぎて警察署前の踏み切りを渡り、右手に折れて進むとJA「道の駅」があるのですが、その前を通り、細い道を何度か曲がると、線路沿いに畑のある開けた場所に出て、そのアゼ道が線路のほうに曲がっていて、信号機もなにもない踏切りがあり、それを渡って住宅地を進むと、もと来た川沿いの道に出るので、それをそのまま帰って来るというコースを歩いてます。

信号機のない踏み切りなんて、田舎ならではですね。 昭和なかんじといいますか、線路に沿って、柵がわりのような枕木がポツポツならんで立っていて、そのアゼ道を右に曲がると線路です。

数時間に1本くらいしか電車の通らない、その踏み切りを渡って、のんびりした気分で歩きます。

往復で30分くらいですね。

(この先を右に曲がると、踏み切りです)

格闘技

私、格闘技が大好きなんですよね~。

それも、殺伐としてればしてるほど好きなんですよね。自分ではやりませんけどね。(若いころ、ちょっとかじった程度ですね)

立ち技系のほうが好きで、殴り倒す、蹴り倒す系のもの、空手だとかボクシングとか好きですね。

「地下格闘技」とか、「アウトサイダー」とか、なんならストリートファイトに近い実戦ものなんてのに、私はワクワクしてしまいますね。

でも、私自身は、普段からそんな方向性で生きてるわけじゃなくて、性格はいたって温厚で、争いごとは苦手で、調和と平安こそ第一という人間だと、自分では思ってますけどね。

血を見るのだって苦手ですからね、私は。

お医者さんや看護婦さんなんて、すごいと思います。手術とかで血が出たりするの見るわけですからね。ゾワ~ですね。そんな場面見たら、私だったら卒倒しかねませんけどね。

でも、刃物でスパッと切られた出血はダメですけど、殴られて出血なんてのは案外平気なんですね(まあ、見るのがってことですが)。コブシなんかが殴りすぎて紫色に腫れあがってるのなんて、「いいね~!気合入ってるね~!」なんてね。

でもまあ、調和と、愛と、相互理解と、感謝で行かないといけませんけどね、人生は。

(昔~しの雑誌が出てきました)

読みちらかした本

あっちこっちと、読み散らかした本がちらかってます。

ひとつは、マルキ・ド・サド著 ” 悪徳の栄え ”という小説。これはたしか中高生のころに読んだ覚えがあるんですが、そのころの本はどこかへ行ってしまったので、新たに購入して読んでますが、「ああ、こんなこと書いてあったんだな~」なんてね、内容はほとんど忘れていたようなものですから、再読というより初読ってかんじですね。

倒錯的性描写はともかく、殺人までも快楽の手段とする内容と、それを正当化する理屈の記述を読んでいると、なるほど、この本を知ったナポレオン・ボナパルトは、裁判手続きもなしで、著者のサドを投獄したというのもうなづけると思いましたね。

キリスト教のこわばった教義が生んだ怪物といったところでしょうかね、サド侯爵の存在は。

宗教が教える神や地獄にさんざん脅された子ども、しかも自分の感性に正直で、理知的な子どもがたどり着いた倒錯と反逆の記述という感じがしますね。徹底的な無神論も展開されてます。

これと同時並行でマンジット・クマールという人の書いた” 量子革命”というのも読んでますが、これは量子力学の確立の過程を、物理学者のドキュメントをからめながら描いたノンフィクションですけど、私のような数学オンチ、物理オンチにとってはめまいを覚えるような内容ですけど、なんだか思わず読みふけってしまいます。

あとは、ゲーテの自伝小説 ”詩と真実”なんてのも再読してますね。その他には、北杜夫さんの初期の中編 ”少年”ですとか、つげ義春さんの”貧困旅行記”なんか、まあ、あれやこれや読みちらかして、その全部が読んでる途中です。混沌としてます。

ベートーヴェンの曲

音楽の好みは、人によりそれぞれですが、たとえば、よくある質問として、「無人島に持って行くとしたら、どの曲にする?」と言われて、しかもそれが「ベートーヴェンの曲、3曲だけ」なんてシバリだったら、私の場合、これは難しいですね。

今、NHKのFMで、ベートーヴェンの交響曲3番 ” 英雄 ”がかかってますけど、私はこの曲は選ばないでしょうね。

昔、ある女性が、「初めてクラシックのコンサートに連れて行かれて、そのとき、ベートーヴェンの交響曲3番をやっていて、私は途中、少し眠ってしまった」と言っていて、う~ん、クラシック初体験でベートーヴェンの3番はちょっと長大すぎましたね。

もっと直截的に精神に入って来る曲は、ベートーヴェンには他にたくさんありますからね…。

初めての曲が3番というのは、クラシックの女神は、この女性にはほほえまなかったということでしょうね。

こういう出会いの縁は、案外に重要ですからね。

誤解を恐れずに言えば、私だって、ベートーヴェンの曲初体験が3番だったら、これほどまでにベートーヴェンにはまっていたかどうか、と思いますからね。

私のベートーヴェンとの出会いはピアノソナタ8番 、作品13” 悲愴 ”でしたね。衝撃でしたね。「なんという音楽であることか」なんて思ったのを、今でもよく覚えてますね。

であるにもかかわらず、じゃ、このピアノソナタ8番を無人島に持って行く曲のひとつに選ぶかといえば、私はそうはしないかも知れませんね。

さて、それでは「無人島に、どの曲を持って行くか。ベートーヴェンしばり」ですが、今回ちょっと前置きが長くなりすぎましたので、その答えはまた次回にでもということにさせて頂ければと思います。

すみませんが、よろしくお願いします。

ドクターペッパー

清涼飲料のたぐいは、あんまり飲まないんですが、夏のこの時期、たま~に飲みたくなるのが、ドクターペッパーですね。

あの独特の、ちょっと薬っぽいような味が、最初はウッとなるのが、そのうちクセになってくるかんじで、私は思わず買ってしまいますね。

まあコーラなんかの仲間だと思いますけど(そい言えば最近、テレビでやってるペプシコーラのCMで、キングクリムゾンのファーストアルバムの曲、 ”21世紀の精神異常者” の冒頭のメロディーが使われていてビックリ。まあ、時代は変わったものだなと思ったことでした)、普段はホージ茶だのカルピス牛乳割りだの飲んでるんですけど、うちから一番近いスーパーは、少し前、棚の配置換えをして、それまで置いてあったドクターペッパーがなくなってしまってたんですけど、それほど執着があるわけじゃなかったので、「まあ、しゃーないか」てなかんじであきらめてたんですが、今日、少し離れた別のスーパーに行くと、それまで置かれてなかったドクターペッパー発見して、「置かなくなる店があれば、置き始める店もあるのだな~。捨てる神あれば拾う神ありだな~(この表現はちょっと違ってるかも)」、なんて思ったもんです。

で、3本買いました。

プシュと開けて、「プハア~」てかんじで飲んでます。

(1本だけ、ボトルデザインが別バージョンのが入ってました)

ハグロトンボ

ハグロトンボ、ご存じでしょうか?

細~い胴体で、黒~い翅(ハネ)で、動きが緩慢(かんまん)なトンボです。

うちの庭には私が子どものころからいつも夏になるといましたね。車で出かけるとき、庭の出口、谷川の流れる近くの下り坂のとこに、3~4匹いるんですけど、車を近づけてもなかなか逃げないで、地面にとまってたり、フワフワ低空を飛んでたりします。

車輪で巻き込みそうになるので、最徐行してゆっくり通るようにしてますが、虫にしちゃあなんだか警戒心に欠けてるんじゃないか、なんて思いますね。

ところが、さっき写真を撮ろうとしてケータイ持って近づいて行くと、3~4メートルくらいまで接近すると、フワーと逃げるんですね。

車だと、車輪に巻き込みそうになるくらい近づいても、なかなか逃げないのに、人間がじかに近づくと、ちゃんと逃げるんですよね。

あいつら、車のことは何だと思ってるんでしょうね。ハグロトンボの頭の中には自動車は危険なものという概念がないんですかね。捕食されるかもなんてことは思わなくて、岩みたいなものが近づいてきた、て思ってるんですかね。

まあ、そういうことで、ハグロトンボの写真、写せませんでしたね。

(本当はこの写真の中に写ってるんですけど、小さすぎて見えません)

ムペンガ効果

ムペンガ効果なんてのがあるそうで。

「水を凍らせるとき、温かい水の方が冷水よりも短時間で凍る」て本当なんですかね。

常識的に考えれば、温かい水を凍らせるとき、その水はまず冷水になり、それからさらに冷えて凍り始めるというのが順序だと思いますから、そんなら最初から冷水のほうが早く凍りそうなもんですけど、これがそうじゃないというんですね。

1963年にタンザニアの中学生だったムペンガという人が、熱いアイスクリームミックスを凍らせたとき、冷えたのを凍らせるより早く凍ったということで、後にそのことを発表して注目されることになったんだそうですよ。

この現象は必ず再現性があるわけじゃなくて、一番よく再現されるのは、35度の水と5度の水で比較実験するのがいいらしいですけど、なぜこんなことが起こるのか、現在も科学では説明できないらしいです。

ムペンガさんは、中学生のときアイスクリームミックスを手作りしたんですね。

私はアイスクリーム、手作りなんてしたことないですね。買ってきて食べるだけですね。

今年も、本格的にアイスの季節がやって来ましたね。

(必殺、アイス2本食い)