岡山県出身の彫刻家の平櫛田中(ひらぐしでんちゅう)という人、この人は「60、70(歳)は鼻タレ小僧、男ざかりは百から」と言ったそうですね。
「ほ~」てかんじですね。
「50.60は鼻タレ小僧」というのは聞いたことあったですけど、そうかあ、60、70も鼻タレかあ~。
田中(でんちゅう)さんに言わせると、私なんかまだまだ鼻タレということで、そう言われると気が楽ですね。
心の中では、ああいうふうにもしなきゃあな、とか、こういうふうにもならなきゃあな、とか、いろいろ考えるんですけど、全然そうはなってないということで、でも「そうは言っても、けっこう歳とったな~」なんて思っていて、そこに「まだまだ鼻タレだ」と言ってくれる人がいると、「そういうことなら、自分だってこれからだな~」なんてね。気も楽になろうというものです。
まあ、田中さんのように、百まで生きるかどうかは、また別の話しですけどね。
(田中さんは107歳までご存命だったようです)