中国の勇敢な若者

気骨あるユーチューバー、Haranotimes(ハラノタイムス)さんが、中国内でウイグル人を収監している強制収容所のある場所に行って、決死の撮影をした中国人の若者の動画を紹介してました。

中国版グーグルマップ  のBaido(バイドゥ)では、当然のことながら、その強制収容所は存在してないことになってますが、その若者は入手した衛星写真の画像をもとに、場所を特定し、観光客をよそおって車で現地におもむき、監視カメラに注意しながら動画撮影をしたようです。

その施設は有刺鉄線に囲まれた広大なもので、各所に分散して多数存在していて、「この撮影が見つかれば、自分も強制収容所行きになる」としながらも、自ら顔を出して動画を公開しています。

中国共産党は、中国に強制収容所など存在せず、あるのはウイグル人を教育する施設だけ、と言ってますが、外国人の記者を締め出し、一切の取材を禁止しています。

その上で、「見てもないのに、それを強制収容所だなどと勝手に報道するな」とうそぶいているらしいですね。

動画の最後で、この勇気ある若者は、「中国政府がウイグル人に対して行っている迫害は想像を絶するはずです。中国共産党、中国政府が1日でも早く解体して、この人道に対する深い罪を終わらせることを願っています」とコメントしています。

(Harano Times Official Channel   【日本語字幕】ウイグルの強制収容所を探す!一人の勇敢な若者がリスクを負って、撮影したウイグルの強制収容所、他のメディアで絶対見ることができない、貴重映像 )

イチョウの落葉掃除

うちの家の道路わきにあるイチョウの木の葉が、全部落ちきったので、今年も落葉の掃除を決行しました。

朝9時半から開始して、昼前に終了しました。

昨日、雨が降ったので、落葉は少し湿り気味だったですけど、そのため、葉が風に飛ばされないですんだので、かえってよかったです。

認知症の予防で飲むサプリにイチョウ葉エキスというのがありますが、これはどうやって成分を抽出しているのか知らないですけど、この大量のイチョウの落葉を見てると、「この落葉からイチョウ葉エキスをとりだせたら、あのサプリ、お金だして買うなんて必要まるでないんだけどな~」なんてことを、思ったりしましたけどね。

(掃除前と掃除後)

庭で咲くキクの花

バラとユリが好きですね。

バラてのは、じつにヨーロッパ的な花ですよね。リヒャルト・シトラウスのオペラで”バラの騎士”なんてのもありますし、”酒とバラの日々”なんてね、しっとりした名曲もありますね。「私を幸せへと導いてくれたのは、酒(ワイン)とバラに包まれた日々と、あなた…」てな歌ですね。

ユリはフランスかどこかの王家の紋章じゃなかったですかね。フルール・ド・リスなんて呼ばれて、宗教的純潔の象徴なんてことらしいですけど、あれは本当はユリじゃなくてアヤメの花を模した紋章だって話しですけどね。

私は庭で花を育てるなんて趣味はないんですけど、バラとユリは植えてますね。

ところが、この季節になると、庭の一角(いっかく)にキクのような花が咲いてまして、これは自分で植えたもんじゃなくて、昔からあったものです。

その正式な名前は知らないんですけど、大輪のキクというんじゃなくて、野に咲き乱れる小ぶりのキクといった風情が気に入ってますね。

今年の夏、まだつぼみが付く前くらいに、その株の間に生えてる雑草を取って、肥料もやって手入れしておいたんですけど、そうすると今年は例年より花がたくさん咲きました。

「どんどん庭に広がってけ~」なんて思ってますね。

共産化するアメリカ

アメリカの現状を現地で取材し発信している女性ジャーナリスト、我那覇(がなは)真子さんが、シカゴから動画を上げてました。

現在、シカゴ市長は議会での審議など一切なしで、市の公務員、警察官、消防士などが新型コロナワクチンを接種しない場合、職務権限を取り上げ、給料なしにするという処置を強行していて、これに対して公務員が抗議の集会をしている様子を伝えていました。

集会に参加している消防士は「私はワクチンを接種したくない。でも、ワクチンに反対しているわけじゃない。市長による行き過ぎた独裁に反対している。交渉して合意に至ればそれに従う。一方的に独断的に決めることはあってはならない」と言い、シカゴ警察組合会長は「日本には家名をけがしてはいけないという文化があると聞いているが、アメリカではもうなくなってしまった。恥を忘れてしまった。今だけ、自分だけ、自己中心的になってしまった」。「シカゴ市長は自分勝手にワクチンを義務化した。独裁的だ。こんな統治方法は本来いけないことだ。我々には人権があり、それは守られなくてはいけない」と言い、我那覇さんが、「警察として市民に何を一番伝えたいですか?アメリカは内戦が起こると心配する人もいますが」と聞くと、「そこまではいかないだろう。だが治安がこんなに悪化したことはかつてなかった」と答えてます。

集会を応援しに来た一般市民にインタビューすると、「国民が政府を任命しているのであって、政府が国民を任命しているんじゃない。政府はカン違いしている。私は警察の皆さんに感謝します。神のご加護がありますように。我々は皆さんのために祈ってます。多くの市民は警察が好きです。嫌っているのは少しの無政府主義者と極左集団だけ」と言い、それを受けて警察官も「我々も市民のために祈ってます。皆さんのことを大事に思ってます。(マスコミが報道する)警察と市民が互いに嫌いあっているという宣伝はウソです」と言ってました。

我那覇さんに同行していた米国在住の実業家、山中泉さん(極真空手出身者)は、「今、アメリカでこのような一方的な独裁的なやりかたを進めているのがバイデンです」とコメントしてました。つまり、このシカゴ市長もバイデンの同類だということですね。

アメリカは現在、このような極左的リベラリズムによる共産化の嵐のさなかにあるようですが、私はそれでも最後には、こんな独裁と画策された分断は終わり、いつか必ず、良き市民とその正義が勝利する日が来るだろうと信じてますけどね。

(YouTube我那覇真子チャンネル Vlog3共産化するアメリカ シカゴでワ〇チン強制集会に遭遇! を参照しました)

”ロリータ”

「ロリータ、我が命、我が腰の炎、我が罪、我が魂~」。ウラジミール・ナボコフの小説  ”ロリータ  ”は、そもそも「ロリータ」というものの意味を作り上げることになった、そのもともとの根源となる小説ですが、フランス語を多用し、難解な表現に満ち満ちた、読むのにひと苦労の文学作品ということになります。

「ロリータ」ことドロレス・ヘイズは、身長57インチ(145㎝)、体重78ポンド(35㎏)の12歳の少女。

このロリータに焦がれた40過ぎの「私」は、「この上なく絶倫の天才作家や、この上なく才能に恵まれた不能者が空想する姦淫(かんいん)場面」よりも「千倍も豪華絢爛(けんらん)な、私が見る淫夢」として彼女のとりことなり、車に乗って2人、アメリカを旅するのですが、ちょっとした病気にかかった彼女が、入院させていた病室から、ある日忽然(こつぜん)と失踪(しっそう)してしまいます。

小説の終盤、いろいろあって「私」はロリータの住処を探し当てるのですが、そこで彼女はディックという鉱山技師の青年と暮らしていて、「目の前にいる彼女はみすぼらしい姿で~(中略)~17歳にして絶望的にやつれ、お腹の中には赤ちゃんがいて、すでにその子は胎内で将来は大物になって、紀元2020年あたりで引退することを夢見ている~」ということになります。

2020年といえば、まあ、この現代ですね。

ナボコフが  ”ロリータ  ”を発表した年1955年からすれば、2020年は遥(はる)か未来の彼方のぼんやりした空想的現実でしかなかったわけで、その現実を実生活として、こうして生きている私にとっては、”ロリータ”は逆に遥か遠い過去の甘美放埓な夢ということになるわけですね。

本の解説には、「中年男の少女への倒錯した恋を描く恋愛小説であると同時に、ミステリーでありロード・ノヴェルであり、今も論争が続く文学的謎を孕む至高の存在」とありますけど、ナボコフは本の中で「ただね、ドロレス・ヘイズ、『淫猥かつ好色な同棲』とうい言葉を、合理的だとして採用しているような、いわゆる法律用語は忘れようじゃないか。私は子供に淫らなまねを働く犯罪的な性格異常者ではないんだ」と語ってますけどね。

タンノイ・オートグラフ

総額300万円超えのステレオアンプ(プリ+メインアンプ)と、9,800円のデジタルアンプの音を、ブラインドテストで聴き比べると、視聴者全員が9,800円のデジタルアンプの音のほうが良いと判定したという話しがありますけど、オーディオシステムの音は、値段が高ければ高いほど良いとは限らないようですね。

これはアンプについての話しですけど、スピーカーはどうなんですかね。

スピーカーはやはり大型で高価なもののほが良い音が出ると思いますけどね。

私は現在、凝ったオーディオなんて持ってなくて、ひと昔前のソニーのミニコンポのデジタルアンプにケンウッドのトールボーイ型スピーカーで音楽再生してるんですけど、それなりにいい音してますね。

フルオーケストラの再生なんかですと、やっぱり臨場感が不足してしまいますけど、それ以外は良い音で鳴ってると思いますね。

私はそれほどのオーディオマニアではないので、現状で満足してるんですけど、先日おじゃました「富阪バラ園」(岡山県美作市梶並)というところの応接室にあったスピーカーにはほれぼれしましたね。

置いてあったのは、英国のタンノイ社のバックロードホーンスピーカー”オートグラフ”でした。

往年の名器のほまれ高い、実物の”オートグラフ”を見るのは初めてで、びっくりしました。

レコードかけて鳴らしていただきまして、そのときはバッハの管弦楽組曲でしたけど、それはそれは朗々(ろうろう)と鳴っていると言いますか、リキみのない自然な音で、素晴らしかったですね。

それまで私は、「仮に、もし大型スピーカーを買うなら、JBLだろうな~」なんて思ってたんですけど、(まあ、とても買えるような価格じゃないですけどね)「タンノイもいいな~」なんて思ったものでしたね。

”Stille Nacht -Christmas songs-”

だいぶ以前の話しですけど、12月も中旬のころ、クラシカルなクリスマスソングのCDが欲しくなって、渋谷のタワーレコードに行きまして(そのころは東京に住んでいたので)、その6階だったか7階だったか、記憶は定かではないんですけど、クラシック音楽のフロアーで、そこにいたクラシックオタクっぽい黒メガネの男性店員さんに「クリスマスのですね、曲のCD がほしんですけど」というと、

「どのようなクリスマス曲をお探しですか?」というので、

「声楽曲のが欲しいんですね。しかも、小曲集のようなかんじで、しかも、ボーイソプラノが中心のがいいんですけど」。

そうしますと、店員さんは少し思案したのち、私を案内して歩いて声楽曲のCDのコーナーに行き、そこでごそごそ探して、”Stille  Nacht   -Christmas  songs-”というのを選んでくれたんですね。

その中には、ヘンデルのオラトリオ「メサイア」の中の曲「ハレルヤ」や、フランスのキャロル「あら野のはてに」や、ラテン語の聖歌「いそぎ来たれ、主にある民」(これは英語では「O  Come  All  Ya  faithful」として知られている名曲で、日本人では山下達郎さんがアルバム「シーズンズ  グリーティングス」の中でアカペラで歌ってますね)などが入っていて、まことに私のリクエストにぴったりのCDを選んでくれたものでした。

そのCDは、今でも寒い季節になると、ときどき取り出して聴いてます。