いま、アウトドア関係の本のイラストの仕事をしてまして、杉の木の葉のアップを描く必要があって、「葉のトゲトゲはどんなふうになってたかな」と、樹木図鑑を調べたり、ネットで検索したりしてたんですけど、なかなか細かくわかる資料が見つけられずに困ってたところ、「そういえば、うちの山に杉の木なんて、いくらでも生えてるな」と気がついて、まあ、うちの山といっても、山全体じゃなくて部分的な土地なんですけど、家から道をはさんですぐのところなので、さっそく高枝切りバサミを持って、杉の枝の採取に向かいました。
そうすると、途中、庭の出口の細道の上に、なにか茶色のものが転がっていて、見ると、それはクリの実でした。
道のわきの茂みにクリの木があって、そこから実が落ちたようで、よく見ると、草の茂った中とか、あっちこっちにクリは落ちていて、それを拾ってポケットに入れました。
それから山に行き、杉の枝を少し切って持って帰り、これで杉の葉のイラストはバッチリ描けます。
拾ったクリはきれいな濃い茶色でつやつやしてます。たいした量じゃなかったですけど、テーブルの上に置いてながめていてもしょうがないので、茹でて食べようかなと思ってます。