アメリカは現在、民主党リベラリズムと共和党(いわゆる保守と呼ばれてます)の対立で、深く分断されているようです。
その象徴的できごとは、現在おこなわれているバージニア州での知事選でしょうね。
ことの発端は、バージニア州ラウデン郡で起きた事件に端を発してます。
この郡では、LGBTの権利を認めるということで、「トランスジェンダーの男子は女子トイレに入ることができる」という法案を通していて、そのため今年5月に、スカートをはいた男子生徒が堂々と女子トイレに入り、そこにいた女子生徒をレイプするという事件を起こしましたが、教育委員会の公聴会で、この女子生徒の父親がそれについて委員会につめよると、学校をサポートする運動員の女性が「そんなことは何も起きなかった!」と発言したそうです。
これに女子生徒の父親が怒りの声を上げると、あらかじめ学校側の要請で待機していた警察官たちによって、その父親は拘束され、留置所に10日間拘留されたそうです。
これに生徒たちの親は怒りましたが、民主党員である現役の知事は、「両親が子どもの教育に対して、学校側に何か言う資格はない」と公言したそうです。
対して、共和党の候補者は「両親には学校側に意見する権利がある」と反論したということです。
現在、米国では民主党リベラリズムによって、CRT(批判的人種理論)という、白人種を一方的に悪と決めつける思想や、行き過ぎたトランスジェンダーの開放などが学校で教育されていて、これに気づいた生徒の親たちはそんな教育現場の実態に、おおいに危惧をいだているようです。
このことも争点のひとつとして、バージニア州では民主党対共和党の知事選がおこなわれていますが、民主党知事の応援には、元米国大統領のバラク・オバマや、バイデンも駆けつけているとのことです。
このように、現在のアメリカは、アメリカ自体の在り方を変質させてしまいそうな民主党リベラリズムの進行と、それを阻止しようとする共和党による、熾烈(しれつ)な戦いのさなかにあるようです。
(YouTube 我那覇真子チャンネル[生配信]10/25中盤シカゴ警察ユニオンVSシカゴ市長 中山泉氏インタビュー を参考にさせていただきました。)