仕事しながらラジオ聞いていて、フジファブリックの”若者のすべて”が時々流れてくるようになると、夏も終わりに近づいたということですね。
「真夏のピークが去った 天気予報士が テレビで言ってた」で始まるこの曲は、晩夏の今ころの気分をよく伝えていて、いい雰囲気です。
”若者のすべて”というタイトルは少し変わってますけどね。
私はもう若者ではありませんが、曲を聴いていると、移り行く季節の中でも特に印象深く、暑さと、太陽と、解放感と、入道雲と、アイスキャンディーと、少しのメランコリーに彩(いろど)られた、特有の季節である夏の終わりが、胸に満ちてきます。
まだまだ暑いですが、心の底のほうでは、なんとなくその終わりを意識し始めていて、ミンミンゼミやアブラゼミの鳴き声にヒグラシやツクツクホーシが加わり、ピーカンだった夏空が、突然高くなり、うろこ雲が上空に広がっていたりするのを見つけたとき、始まったころは永遠に思えた今年の夏も、なんだかもう終わりに近づいてきたのだな、と感じて、季節は確実にめぐっているということを実感する、そんな今日このころです。