バグワン・シュリ・ラジニーシのもとで修業した女性、ガンゴトリーさんは以前、ある画廊(B1にある)の階段を上っている途中で、急に気分が悪くなり、そこにうずくまっていると、自分の意識が体から抜けてスウーと上にのぼり、建物の天井のところで止まったことがあったそうです。
その画廊には何人かのお客さんがいて、ガンゴトリーさんはその人たちを天井から見おろしていたそうです。
しばらくそのままでいると、自分の横に光る何かがいるのに気づいたということです。
ガンゴトリーさんはその存在に「私は下の体にもどれますか?」と聞いたところ、その存在は「だいじょうぶ、もどれますよ」と答えてくれたということです。しばらくやりとりをしていると、下にいる人たちが、上を見上げて「おい、天井から人の声がするぞ!」と騒ぎはじめたそうです。
そのときガンゴトリーさんは光る存在から無言のメッセージを受け「あなたが身体から出て、私と会話しているということは、人に知られるべきではありません」と告げられたそうです。
しばらくするとガンゴトリーさんは無事に体にもどり、自分の体内に血液がめぐり始めたのを感じ、うずくまっていた階段で立ち上がり、その画廊をあとにしたということでした。
(「緑の庭」油絵です)