小学館の図鑑NEO「危険生物」に続き、今度は「キッズペディア 世界の国ぐに」のイラストを担当させていただきました。
この図鑑は、国連に加盟している193の国と、バチカンなどの4か国の合計197か国を紹介していて、私が担当したのは、フランス、スペイン、イタリアという、まさに私の好きな国々だったので、ほんと楽しみながら描かせていただきましたね。
限られた紙面の中にその国を象徴する写真、名産物、食べもの、ときには歴史や風習まで盛り込んであって、制作に携(たずさ)わった方は、内容を絞り込むのに本当に大変だったろうな、と思います。
私としては、できれば、ドイツやスイス、オーストリアなんかのイラストも描きたかったですね。
冒頭に出てくる日本の紹介では、日本の食べものとして、カップヌードルが紹介されていたりして、たしかにこれは日本を代表する食文化のひとつだなあ、と思いました。
そういえば今年、私は、成美堂出版刊の「読んでおきたい偉人伝 小学1・2年」で、カップヌードルの発明者、安藤百福(ももふく)さんの伝記を、鉛筆画タッチのイラストで描いていて、私が子どものころには存在してなかったカップラーメンが、今ではりっぱな日本の食文化なんだと、しみじみ思ったものでした。
(「キッズペディア 世界の国ぐに」本文イラスト原画)