高麗人参

高麗人参というのは、いわゆる食用の一般的な人参とはまるで別物で、学名はPanax  ginseng  C.A.  Meyer(1843)。語源は「すべての医学」、つまり万病を治療するという意味の言葉から来ていて、中国最古の薬物学の古典「神農本草経」にも、五臓の陽気を高める薬として記述があるという、薬草中の薬草です。

高麗というくらいですから、原産地は韓国で、その栽培、製造は厳しく管理されていて、日本で売られている高麗人参入りの健康食品にはその粉末が微量入っているようです。

私の知人のN氏の経営する会社が、この高麗人参粉末を韓国から直接仕入れて、日本で製品化して販売しているのですが、こちらの高麗人参粉末の含有量はシャレにならないくらいに大量です。(高麗人参は、どんなに大量に服用しても副作用などの害がいっさいないことが確かめられているそうです)

N氏は、この製品化にあたり何度も韓国に渡り、生産者と交渉を重ねた結果、信頼関係を築くことができて直接取引きをしているため、日本の大手健康食品会社ではとても実現不可能なクオリティと価格での販売が可能になっていて、その納品先は医療関係や治療院などがメインで、一般向けには小売りしてないのですが、私はN氏と昔からの知り合いということで、その製品を分けてもらってます。

私は基本的には薬が苦手で、20代前半くらいを最後に、ほとんど薬というものを飲んだことがないんですが、この高麗人参は薬品じゃなくてサプリメントということで飲んでますね。

だいたい私は、こういったものの効き目をあまり実感したことがないタイプの人間なんですけど、この高麗人参粉末は実際に効果を実感しましたね。血流が違ってきました。(まだ飲み始めて1ヶ月と少しですけどね)

N氏の販売しているこの製品は、すべて高麗人参の聖地と呼ばれている錦山(クムサン)で栽培された無農薬の6年根を使用しているということで、私にとりまして頼りになるサプリです。

「いきもの六法」山と渓谷社

この春、山と渓谷社から刊行された「いきもの六法」という本にイラストを描きました。

最近は昆虫採集や植物採集なども、いろいろ決まりごとがあって、私が子どもだったころのようになんでもかんでも無節操に捕まえたり、取ったりしてはいけないらしくて、そういうことを法律面や条令をもとに、わかりやすく解説したのが、この本です。

うちの近所の川は、昔はアユがいて、ウナギがいて、タナゴやフナやいっぱいの魚が、夏の夕方になると川面の虫を食べようとして、あちこち水面をつついて、それで川面は一面が雨が降ってでもいるかのように、小さな波の輪が広がって、そういうのがごく普通の光景だったものですが、今は外来種によって魚が食べられてしまって、水面に広がる輪はほんの少ししか見られなくなってますが、そんなふうに生態系を壊す指定外来種のことなども書かれていて、現実問題への対処として役立つものの、子どものころに身の回りにあった、あたりまえの自然が、もうあたりまえでなくなってしまっていることを実感させられて、なんだか複雑な気持ちにもさせられる読み物でもあります。

 

 

 

ウクライナのナチスについて2

日本の公安調査庁のホームページには、「2014年、ウクライナの親ロシア派武装勢力が、東部ドンバスの占領を開始したことを受けて、ウクライナの愛国者を自称するネオナチ組織が、アゾフ大隊となる部隊を結成した。          同部隊は欧米出身者を中心にネオナチ思想を有する外国人戦闘員を勧誘したとされ、同部隊をふくめ、ウクライナ紛争に参加した欧米出身者は約2000人とされる」と書いてあったようですが、現在その記述は削除されているようです。

先日テレビのニュースを見ていると、このアゾフ大隊の司令官がキエフ近郊の戦況を伝えている動画を放送していて、そのあつかいはロシア軍からウクライナを守る自警団的な存在として紹介されていましたが、司令官の背後には初期ナチスの紋章、ヴォルフスアンゲル(かぎ十字、ハーケンクロイツに似たシンボル)が堂々とかかげられていましたね。

黄色に黒の紋章で、ぱっと見にはこれがナチスのシンボルとは気づかない人も多かったと思いますが、テレビ局はこのことをわかって放送してるんでしょうかね?

2021年12月16日、国連総会で、「ナチズム、ネオナチズム、その他の人種差別、外国人排斥、不寛容を助長する行為を美化することを阻止する決議」が賛成多数で可決され、これは2014年から毎年、国連総会に提出されていたのですが、これに7年間にわたって反対し続けていたのがウクライナだったらしいですね。

去る4月1日にアメリカのフォックスニュースが、ウクライナのゼレンスキー大統領に単独インタビューして、その中でインタビュアーはゼレンスキーに「残虐な行為をしてきたナチスであるアゾフ大隊について、どうお考えですか?」と問いかけたところ、ゼレンスキーは「彼らは彼らだ。つまり、アゾフはウクライナに数多く存在するナチスの大隊のひとつだ。もっと言うと、ウクライナのすべての軍隊はナチスによって構成されている。それがキエフ当局を守っている」と答えています。

(及川幸久BREAKING  2022年4月18日  [ウクライナ]FOXニュースがゼレンスキー独占インタビューで削除した話しとは? より)

インタビューのこの部分は、後になって削除されたようですが、調査報道をおこなっているジャーナリストの運営するブラックストーンインテリジェンスというサイトでは、「ゼレンスキーは『アゾフは自分の命令に従わず、自分はウクライナに対する実権を持っていない』と気づき、殺すと脅された後、アゾフの要求を受け入れるようになった」と報道してるそうです。

(ネオナチについては、4月9日のブログ「ウクライナのネオナチ」もご参照いただければと思います。)

薔薇「オクラホマ」

昨年、黒みがかった真紅のバラの苗を一株購入して、庭植えしたんですが、花が咲いたのを見ると、まったく黒みがかってない真っ赤っかの、普通の赤色のバラが咲きました。

苗のポットに刺してあった写真は、もっと深みのある濃紅色に見えたんですけどね。

名前も「ブラックティー」となってたので、その気になって買ったのですが、やはり写真と現物は違っていることがあるってことですね。

花の本当の色を確認するには、つぼみの苗じゃなくて、花が咲いた状態で確認する必要があることを痛感した次第です。

なので、今回は花が咲いてる苗を見つけて、色を確かめてた上で購入しました。

私のイメージ通りの見事な濃紅のバラ一輪、まだ咲ききってはないけれど、ちゃんと花の色のわかる苗を購入して、まず最初は鉢植えで育てようかと思ってたのですが、そうせずに庭植えにしました。

鉢から育てなくても、いきなり庭植えでもちゃんと育つんじゃないかと、そんな気がしたからですが、どうでしょうね。

バラの名前は「オクラホマ」と書いてありました。四季咲き、強香、強健ということで、育つのが楽しみです。

「薔薇展」4月27日(水)~5月9日(月)

東京、代官山のギャラリー”アートラッシュ”のオーナーから連絡があって、今月の27日から開催される「薔薇展」に、絵を出品しませんかとお話しをいただき、水彩画の「猫とバラ」シリーズの絵を展示させてもらうことになりました。

これは原画でなくて、ジクレーという複製画ですが、ジクレーはフランス生まれの最新複製技法で、リトグラフよりも優れ、経年変化による退色もほぼないというもので、最近のデジタルアートのオリジナルプリントは、ほぼこのジクレーによっていて、美術館に展示されるくらいの高品質な複製技法です。

私は水彩画の複製を、この技法を使う工房に依頼してジクレーを作成してもらってます。

枚数は270部限定で、それぞれに手書きサインと通し番号を入れてあります。

今回の「薔薇展」はギャラリーによる企画展なので、彫金作家さん、パルプアート作家さんなど、全5名での展示となっていて、私の絵は、最新作もふくめて4点出品予定です。

今回、私は会場には行けず、絵のみの参加となりますが、お近くの方はよろしければお出かけください。

(Arts Rush  https://www.artsrush.jp Tel  03-3770-6786)

ウクライナのネオナチ

自分の命を危険にさらして報道をおこなうジャーナリストに与えられる賞、ローリーベック賞を受賞しているジャーナリスト、アリス・ルシノス氏(英国人)が、実際にウクライナに行き、そこに存在している組織、ネオナチの内部に入り、その実態を取材したことについてインタビューに答えている映像を、ユーチューバーHarano Timesさんが動画を上げてました。

ウクライナにはアゾフ連隊というネオナチの組織があり、ウクライナ政府はそれに武器と資金を提供していて、マリウポリではウクライナ国家警備隊がアゾフ連隊の活躍を宣伝していたそうです。

日本のメディアでは、アゾフ連隊はウクライナを守る自警団だと紹介しているようですが、このジャーナリストによりますと「アゾフ連隊は文字通りのネオナチのイデオロギーを持ったグループであり、そのリーダー、アンドリー・ビレツキーは2014年から2019年までウクライナの国会議員を務めていて、”ウクライナの使命は、白人種を率いてユダヤ人が率いる世界の非白人種と戦うことだ”と言っていた」と語っています。

アゾフの部隊の盾(たて)には、初期ナチスのシンボルであるヴォルフスアンゲルが使われていて、ウクライナ人兵士の中には、ナチの親衛隊のシンボルを想起させるバッチを身につけている者がいるのも目撃されている、とのことです。

アゾフ連隊の国際部長、オレナ・セメニャカは「万一、ゼレンスキーがモスクワの傀儡(かいらい)になった場合~国家への裏切り行為を防ぐ計画がある」と明言しているそうで、まあ、これは今後ゼレンスキーがロシアに譲歩したりすれば、彼を亡き者にするということをほのめかしているんじゃないでしょうかね。

(アゾフ連隊国際部長 オレナ・セメニャカ)

なお、アゾフ連隊のようなネオナチ、特に秘教的ナチズムでは、ヒトラーを文字通りの「神」と信じ崇拝しているということで、このような話しを聞くと、プーチン大統領がウクライナに侵攻した目的のひとつが「ネオナチによるウクライナ国内のロシア系住民虐殺を止めるため」と言っていたことの意味が、なんとなくわかる気がしてきます。

4月4日AP通信が伝えた「キエフ近郊のブチャなどで、民間人数百人が惨殺された」という情報は、ロシア側は関与を否定していて、西側メディアは一方的にロシアの戦争犯罪と断定してますが、はたしてそうなのか疑問は多く残ります。米国の報道監視団体インディペンデントセンチネルによりますと「これらの底流にある問題は、ウクライナが数々の嘘と終わりのないプロパガンダを押し付けて、欧米とロシアとを全面戦争に誘い込んでいることだ」との声明を出しているそうですし、とにかく、今回のウクライナの戦乱は、様々な勢力が入り乱れ、民族問題や利権への思惑(おもわく)も入り乱れ、そこにマスメディアのフェイクも加わって、その混乱は常軌を逸したものとなっていると、そんなふうに私は感じていますね。

(Harano Times Official Channel「戦場ジャーナリストが語るウクライナのネオナチ アゾフ連隊、ウクライナのアゾフ連隊に密着した経験に基づく話し」より)

メタバース

メタバースて言うんですか?仮想現実でいろんなことできるってんで、アバターですか?自分の化身として、美少女でも大男でも、動物キャラでも、アニメキャラでも、なんにでもなれて、そのキャラクターで仮想の世界でのリアルな現実が体験できるってワケなんでしょ?

自分じゃない何者かになれるってのは、楽しいんでしょうね。

まあ、今はまだゴーグルつけて、視覚と聴覚だけなんでしょうけど、これが脳に直接つながるようになれば、五感全部でその仮想現実を体験できるようになるので、没入感はハンパじゃないでしょうね。

現実の世界と仮想世界の境界はどんどんあやふやになっていくでしょうね。

アバターに寿命が設定されるようになって、一回の仮想人生で習得した技能は次の新しいアバターにも継承されるようになって、でも一回の人生の記憶は基本的には次の人生には持ち越せなくて、一回ごとに白紙の状態からのスタートになって、その生涯の中で他のアバターに対しておこなったことは善行も悪行も、それぞれ資産、あるいは負債として持ち越されるようになっていて、それが次の人生では生まれながらの特技や、恵まれた環境や、あるいは試練の多い人生として、そのアバターの生涯に正確に反映される…なんてことになれば、どこかでふと気づくんでしょうかね、「あれ?これはなにかによく似てると思ったけど、この現実世界の仕組みとよく似てるんじゃないか?そしてこの現実の人生というのは、よくできたメタバース、宇宙規模の仮想現実なんじゃないか?」なんてね。

夢「アルシオーネからの放射」

夜、知らない部屋で、知人数人と話しをしていると、窓の外が明るいことに気づき、それはどうやら、月のようにも見えるのですが、もっと明るい丸いものが天空にかかっているためのようでした。

外に出てみると、そこは夜とは思えない明るさで、でも、昼間の明るさかというと違うのですが、それは昼間と月夜の中間のような明るさでした。

道にはちゃんと影もできています。

私がしばらく歩くと、プールに人がたくさん泳いでいる場面に出くわしました。

私は、「この明るさは、まるでオリオン座のペテルギウスが爆発したことによるものと思えそうだけど、そうではなくて、これはプレアデスの中心太陽、アルシオーネからのエネルギー放射が、いよいよ始まったためだろう」と思い、「アルシオーネからの放射が始まると、人間の遺伝子構造が組み換えられ進化が加速され、その最初の兆候としては日焼けのような症状が肌に起こると聞いているので、このプールにいる人たちに、そのことを教えてあげたほうがいいだろう」と考えたのですが、「でも、アルシオーネからの放射のことなど、いったい誰が信じるだろうか」とも思い、なんとなくそれは言いだせなくて、私はプールを通りすぎてしまいました。

背後のプールからは人々のざわめきが聞こえ、私は「人にどう思われるだろう」という気おくれから、その人たちに真実を伝えなかったことに、うしろめたさを感じたまま歩みを進めるという、そんな夢を、先日の朝の明けがたに見ました。