秋山眞人さんのこと

国際気能法研究所の秋山眞人さんが、まだ静岡に住んでいたころ、知人に紹介されて会いにいきました。「丹波哲郎さんが、”霊界の空は金色だけど青だ”と不条理なことを言う」と、ある知人にこぼしたところ、その人は「じゃあ、秋山という人を紹介するから、会ってみるといい。霊界のことにも詳しいよ」と教えてくれたからです。

秋山さんは霊能者にして超能力者と聞かされて、どんなコワイ人が出てくるんだろうと、ご自宅の玄関を開けると、なんとも人のよさそうな若者が出むかえてくれました。

私が23~24歳くらいのときですから、秋山さんはまだ成人したばかりのころだと思います。

秋山さんは初対面の私にも、とても親切にいろいろ教えてくれました。でも私は正直、霊界のことより、会話のなかで自然と向かって行ったUFOの話題のほうが楽しかったのを覚えています。

そのとき秋山さんが色鉛筆で、会ってる人の守護霊(守護神?)を描くというのを知って、丹波哲郎さんにそのことを話すと、「その男に合ってみたい」となったので、ご紹介することになりました。

後日、丹波さんのご自宅に、秋山さんと私とほかに数名でおじゃましました。丹波さんは私たちにお寿司をとってくださいました。お茶など飲んで一段落したあと、秋山さんは色鉛筆を取り出すと、丹波さんのほうを見ながらスラスラと守護霊の絵を描きました。

出来上がった絵を見て、丹波さんは驚いていました。「私が外国に行ったとき、そこの霊能者に描いてもらったものと同じだ!」と。私は「へえ~、秋山さん、なかなかやるもんだね!」と思いました。

(左が秋山さん。右が私です)%e7%a7%8b%e5%b1%b1%e3%81%95%e3%82%93%e3%81%a8

丹波哲郎さんの本のイラストを描きました

始めまして!イラストレーターと画家をやってます角(すみ)しんさくです。

私は東京にやってきたころ、土木設計事務所で仕事をしていたのですが、ちょうどそこを辞めたころ、徳間書店から、今は亡き俳優の丹波哲郎さんの本のイラストを描く仕事の依頼がありました。

イラストレーターとしてやって行ける自信なんて、まるでないころで、実績もなく、どうやって自分を売り込むのかさえ分からずにいたころなので、「丹波哲郎 永遠なる霊の世界」というイラストメインの本の依頼がくるなんて、びっくりしました。

表参道にあるデザイン事務所に呼ばれて、訪れると「Gメン75」などで見ていた丹波さん本人もいて、さらにびっくり!

イラストレーターは他に2人で、合計3人。その当時私は何のことやらわからない「霊の世界」の、それも天界の場面担当にされました。

他の2人はイラストレーターとして実績のある人で(その一人は横溝正史のカバーイラストを描いている杉本一文さん)、本に載るようなイラストはまだ数点しか描いたことのない私は、ビビリまくっていたけど、平然を装っていました。

私が「丹波さん、霊界の空はどんな色にしたらいいですか?」とたずねると、丹波さんは私に「角(すみ)くん、霊界の空はまばゆいばかりの金色なんだ」と言い、続いて「それでいて、美しい青色でもあるんだ」と言うのです。

「どっちなんだ…」、私は悩みました。%e6%b0%b8%e9%81%a0%e3%81%aa%e3%82%8b%e9%9c%8a%e3%81%ae%e4%b8%96%e7%95%8c